Introduction

地方都市の代行運転会社
“人生にハザードランプが点った”男ふたりの一夜の物語
ここ日本には、「代行タクシー」「代行ドライバー」という文化もある。おもに地方都市で、酔った客を店から自宅などへ送り届け、その客が店まで運転してきた車を別のドライバーが元の場所へ返す。2人1組のドライバーによるサービスだ。

この代行ドライバーが主人公という、過去にあまり例のないシチュエーションで、満月の夜をバックに、濃密で、どこか危うい人間ドラマを紡ぎ出す。それが『ハザードランプ』だ。

3年前の悲痛な事件をきっかけに、代行ドライバーとして働く須貝が、ある日突然現れた新人ドライバーの刈谷とコンビを組むことになる。しかし酔客を乗せて車を走らせるうち、刈谷は常軌を逸した言動もみせていく。やがて謎の人物に呼び出された須貝は、3年前に恋人・美乃梨を失った事件と再び向き合うことになる。刈谷は、いったい何者なのか。あの事件と何か関係があるのか……。

立ち止まっていた須貝の人生が再び動き出す。刈谷の過去も交錯し、その先に見えてくるのは、思いもよらぬドラマチックな運命だった。

安田顕 × 山田裕貴
福井・嶺南の地で監督:英雄が紡ぐ濃密な人間ドラマ
代行ドライバーという様々な客を乗せる仕事に焦点を当て、夜の町の人間ドラマと男ふたりの奇妙な関係と因縁を、監督:英雄×脚本:清水匡の映画『アリーキャット』コンビが完全オリジナルストーリーで映画化!

主人公・須貝に扮するのは、硬派な役から個性的な役まで幅広く演じることに定評のある安田顕。その相棒となる刈谷役を、作品ごとに様々な表情を見せる山田裕貴が演じ、数時間のうちに変化していく男たちの物語に深みを与えている。

さらに、須貝の恋人・美乃梨役に松本若菜、謎の人物・ズーコに中村中がそれぞれ扮し、ふたりの過去を少しずつ紐解いていく。また、代行運転会社の社長を石倉三郎が演じ、ふたりを温かく見守っている。そして、代行利用客にも個性豊かな俳優陣が集結! 酔っ払って何かを企む女性客に阿部純子、福井出身の大和田伸也と津田寛治による福井弁対決は必見!! 元高校球児の六平直政、金田明夫の車内でのやり取りには心が温かくなること必至。個性派&豪華俳優陣の演技合戦も見逃せない。

Story

とある事件をきっかけに、地方都市で代行ドライバーとして働く須貝。ある満月の夜にやってきた新人ドライバー刈谷とタッグを組むことに。「——満月の夜には何かが起こる。実際に、女子中学生が誘拐されたのも、満月の夜だった!」そんな同僚の言葉を背に仕事に向かう二人だったが、勤務中の刈谷に須貝は不安を覚えていた。そんな中、謎の人物・ズーコから呼び出された須貝は、恋人の美乃梨を失った3年前の事件について尋ねられる。初対面だと思っていた刈谷はいったい何者なのか…!? 様々な酔客の相手をするうちに、思いもよらずふたりの過去が交錯していき——。

立ち止まった人生の先に見えたものは? 交差する人間ドラマは、濃く、深く、そして時に滑稽で…地方都市の夜に浮き彫りになる男たちの物語。

Cast Profile

須貝泰晴:安田 顕
Taisei SUGAI:Ken YASUDA
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刈谷 臨:山田裕貴
Nozomu KARIYA:Yuki YAMADA
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川越美乃梨:松本若菜
Minori KAWAGOE:Wakana MATSUMOTO
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ズーコ:中村 中
Zuko:Ataru NAKAMURA
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橋本佳菜子:阿部純子
Kanako HASHIMOTO:Junko ABE
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吉井 晃:大和田 伸也
Akira YOSHII:Shinya OWADA
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高木照義:津田寛治
Akiyoshi TAKAGI:Kanji TSUDA
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冨山浩平:六平直政
Kohei TOYAMA:Naomasa MUSAKA
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相田重之:金田明夫
Shigeyuki AIDA:Akio KANEDA
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黒沢典明:石倉三郎
Noriaki KUROSAWA:Saburo ISHIKURA
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Staff Profile

脚本: 英雄 Directed by Hideo SAKAKI
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脚本:清水 匡
Written by Masashi SHIMIZU
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音楽:和(IZUMI)
Music by IZUMI
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須貝泰晴:安田 顕
Taisei SUGAI:Ken YASUDA
1973年12月8日生まれ、北海道出身。
森崎博之、戸次重幸、大泉洋、音尾琢真と共に演劇ユニット「TEAM NACS」を結成。舞台、映画、ドラマなどを中心に全国的に幅広く活動中。硬派な役から個性的な役まで幅広く演じている。近年の主な出演作に、ドラマでは連続テレビ小説「なつぞら」(19/NHK)、「俺の話は長い」(19/NTV)、「アリバイ崩し承ります」(20/EX)、「うつ病九段」(20/NHK BSプレミアム)、土曜ドラマ「きよしこ」(21/NHK)、「らせんの迷宮~DNA科学捜査~」(21/TX)など。映画では『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』(18/李闘士男監督)、『愛しのアイリーン』(18/𠮷田恵輔監督)、『母を亡くしたとき、僕は遺骨を食べたいと思った。』(19/大森立嗣監督)、『私はいったい何と闘っているのか』(21/李闘士男監督)など。この後も『リング・ワンダリング』(2月19日(金)公開予定/金子雅和監督)、『とんび』(22年公開予定/瀬々敬久監督)が待機している。監督とは「ミステリースペシャル 満願 第二夜『夜警』」(18/NHK総合)に続き二度目のタッグとなる。
刈谷 臨:山田裕貴
Nozomu KARIYA:Yuki YAMADA
1990年9月18日生まれ、愛知県出身。
11年にドラマ「海賊戦隊ゴーカイジャー」で俳優デビュー。初主演の舞台「宮本武蔵(完全版)」(16)が第24回読売演劇大賞優秀作品賞を受賞。連続テレビ小説「なつぞら」(19/NHK)で注目を集め、数々の舞台・ドラマ・映画に出演し、徹底した役作りで作品ごとに違った表情を見せ演技派俳優の地位を確立、19年には舞台「終わりのない」で令和元年度(第74回)文化庁芸術祭賞新人賞を受賞した。近年の主な出演作にドラマではよるドラ「ここは今から倫理です。」(21/NHK総合)、「特捜9 Season4」(21/EX)、「ハコヅメ~たたかう!交番女子~」(21/NTV)、「志村けんとドリフの大爆笑物語」(21/CX)など。映画では『あの頃、君を追いかけた』(18/長谷川康夫監督)、『ヒノマルソウル ~舞台裏の英雄たち~』(21/飯塚健監督)、『東京リベンジャーズ』(21/英勉監督)、『燃えよ剣』(21/原田眞人監督)、『テン・ゴーカイジャー』(21/中澤祥次郎監督)などがある。22年前期連続テレビ小説「ちむどんどん」(NHK)への出演も決まっている。
川越美乃梨:松本若菜
Minori KAWAGOE:Wakana MATSUMOTO
1984年2月25日生まれ、鳥取県出身。
07年女優デビュー後、数多くの映画、TVドラマに出演。主な映画出演作品に『駆込み女と駆出し男』(15/原田眞人監督)、『無伴奏』(16/矢崎仁司監督)、第39回ヨコハマ映画祭助演女優賞を受賞した『愚行録』(17/石川慶監督)、『コーヒーが冷めないうちに』(18/塚原あゆ子監督)、『この道』(19/佐々部清監督)、『his』(20/今泉力哉監督)、『大綱引の恋』(21/佐々部清監督)など多数。22年には、Netflix「金魚妻」(2月14日(月)配信)、『君が落とした青空』(2月18日(木)公開/Yuki Saito監督)が待機している。
ズーコ:中村 中
Zuko:Ataru NAKAMURA
シングル「汚れた下着」(06)でデビュー。2ndシングル「友達の詩」(06)がヒット。同曲で第58回NHK紅白歌合戦に出場。最新作は9thアルバム『未熟もの』(20)。ハザードランプの音楽を担当する「和-IZUMI-」の橘いずみ時代のカバー「愛してる」を収録した『ベター・ハーフ』(17)も一聴の価値あり。作家として戸田恵子や大竹しのぶをはじめ多くの表現者に楽曲提供。役者としても舞台を中心に活動中。
橋本佳菜子:阿部純子
Kanako HASHIMOTO:Junko ABE
1993年5月7日生まれ、大阪府出身。10年に『リアル鬼ごっこ2』(柴田一成監督)でヒロインに抜擢され、女優デビューする。14年、『2つ目の窓』(河瀬直美監督)で主演を務め、第4回サハリン国際映画祭主演女優賞、第29回高崎映画祭最優秀新人賞を受賞した。近年の主な作品に『Daughters』(20/津田肇監督)、『罪の声』(20/土井裕泰監督)、『461個のおべんとう』(20/兼重淳監督)、『燃えよ剣』(21/原田眞人監督)など多数。22年には『リング・ワンダリング』(2月19日(金)公開予定/金子雅和監督)が控えている。
吉井 晃:大和田 伸也
Akira YOSHII:Shinya OWADA
1947年10月25日生まれ、福井県出身。
早稲田大学在学中に演劇を始め、「劇団四季」を経てNHK朝の連続テレビ小説「藍より青く」(72)で人気を博す。 その後、「水戸黄門」(TBS)などのTVドラマや映画『犬神の悪霊』(77/伊藤俊也監督)、舞台「細雪」、「王女メディア」、ミュージカル 「アニー」など数多く出演。13年には『恐竜を掘ろう』で映画監督を務めたほか、舞台演出やエッセイストとしても幅広く活躍している。
高木照義:津田寛治
Akiyoshi TAKAGI:Kanji TSUDA
1965年8月27日生まれ、福井県出身。
93年に北野武監督作品『ソナチネ』でスクリーンデビューする。以降、『模倣犯』(02/森田芳光監督)、『トウキョウソナタ』(08/黒沢清監督)、『シン・ゴジラ』(16/庵野秀明総監督)、『名前』(18/戸田彬弘監督)など多数出演し、日本映画に欠かせない俳優の一人となる。また、自身の脚本・監督作『カタラズのまちで』(13)、『あのまちの夫婦』(17)が公開されるなど、多方面で活躍している。
冨山浩平:六平直政
Kohei TOYAMA:Naomasa
1954年4月10日生まれ、東京都出身。
劇団状況劇場を経て、新宿梁山泊の旗揚げに参加。86年に岡本喜八監督作品『ジャズ大名』で映画初出演する。以降、独特の風貌を生かして映画・舞台・ドラマと幅広く活躍中。近年の主な映画出演作品に『蚤とり侍』(18/鶴橋康夫監督)、『キングダム』(19/佐藤信介監督)、『ある町の高い煙突』(19/松村克也監督)、『奥様は、取り扱い注意』(21/佐藤東弥監督)などがある。
相田重之:金田明夫
Shigeyuki AIDA:Akio KANEDA
1954年東京都出身。
77年、演劇集団円会員昇格、TV、映画、舞台と幅広く活躍中。主な出演作品に舞台では「鴎外の怪談」(14/主演/二兎社)「くちづけ」(20/主演/タクフェス)、TVドラマでは「3年B組金八先生」(95-11/TBS)、「科捜研の女」(13-/EX)など、映画では『月はどっちに出ている』(93/崔洋一監督)、『リップヴァンウィンクルの花嫁』(16/岩井俊二監督)、『Fukushima 50』(20/若松節朗監督)、『科捜研の女 ?劇場版-』(21/兼﨑涼介監督)などがある。
黒沢典明:石倉三郎
Noriaki KUROSAWA:Saburo ISHIKURA
1946年12月16日生まれ、香川県出身。
67年に東映に入社し京都撮影所の大部屋俳優として任侠映画等に出演。72年に東映を退社し、商業演劇に活躍の場を広げTVドラマ、映画、舞台で活躍している。主な映画出演作品に『四十七人の刺客』(94/市川崑監督)、『座頭市』(03/北野武監督)、『相棒 劇場版Ⅱ』(10/和泉聖治監督)、芸能生活50周年にして初主演を務めた『つむぐもの』(16/犬童一利監督)など。
須貝泰晴:安田 顕
Taisei SUGAI:Ken YASUDA
最初はハードボイルド、クールな作品という印象でしたが、結果、様々な人間模様を描いたヒューマンな作品になった気がしております。
約3週間の福井ロケ。
連日の雨、風、雪。
お天道様に試されているような現場でした。
各シーン毎、監督と話し合いながら撮影に臨みました。
山田裕貴君はじめ、大好きな俳優さん達とご一緒できたこと、組のスタッフの皆様と共に撮影できたことに感謝申し上げます。
完成を心待ちにしております。
刈谷 臨:山田裕貴
Nozomu KARIYA:Yuki YAMADA
声をかけて頂き思ったのは
また安田顕さんとまたお芝居できることに喜び、有無を言わさず「やりたい」と思いました。以前父と息子として、共演させてもらったときに、自分の父親と接しているような、“本物”の感覚をお芝居で味あわせてもらったことがずっと残っていて、このハザードランプの本を読んだときも、生きた人物たちを、熱く、悲しく、儚く、生きることができる想像がすぐ出来たことを覚えています。 そして、撮影に入れば、まさにそのとおり。
脚本の想像を超えるセッションに、自分の人生より、心が動いているのではないかと、
自分の世界を疑いました。
それくらい刺激的で、濃密な時間でした。
福井県でのオールロケ福井の土地、ぬくもりに感謝しています。
ぜひ、お楽しみに。
川越美乃梨:松本若菜
Minori KAWAGOE:Wakana MATSUMOTO
念願の組、そして安田顕さん。
二つ返事でオファーを受けさせて頂きました。
脚本を読み進めていく中で、このハザードランプの世界から立ち去ってしまいたいような、ずっと居座っていたいような不思議な感覚に陥りました。私にはない世界観にいる人物たちの中に上手く入っていけるのか戸惑っている反面、頭の中では既に芝居をしている自分がいたりもしました。
撮影は、寒い時期の福井県でした。
天気に恵まれない日が続きましたが、晴れが必要とされるシーンでは、数時間晴れ間がのぞき、さらに雪が降るという奇跡的なことが起こりました。
撮影監督が信頼している早坂さんですので、そのシーンはきっと神秘的で素敵な映像になっていることと思います。
映画を観終わった後は、心にドーンと追突される感覚になるかもしれません。
クランクアップしてから何ヶ月も経った今でも、私の脳裏に音楽と映像とセリフが繰り返し流れているように、数日間は映像がビッシリと焼き付き、セリフが木霊し、そしてとある音楽が耳から離れなくなることでしょう。
忘れられない映画になってもらえたら嬉しいです。
ズーコ:中村 中
Zuko:Ataru NAKAMURA
『ハザードランプ』は「取り返したい」人たちの物語だと私は感じました。

10年程前、ミュージシャンの友人が、ほんの少し目を離していた隙に愛用している楽器を盗まれました。
未だ楽器は発見されず、友人はずっと気にかけていて、怒りと悲しみで疲れ果てています。
その喪失感は一生癒えないかも知れません。
脚本を読みながら、そんなことを思い出していました。

撮影は主に夜でした。
暗くて全貌の見えない若狭湾の波の音に、知らない街を訪れる肩身の狭さと、このまま帰りたくない心細さを煽られながら、私も取り返したいものがある人間を演じました。
取り返したい人、取り戻したい時間がある人に観て欲しいです。
橋本佳菜子:阿部純子
Kanako HASHIMOTO:Junko ABE
オーディションを受けた時から、撮影が終わるまで、ずっと悩み続けた役でした。
安田顕さん、山田裕貴さん、監督に、「ここまで来られるか!」と試され続けた現場でした。
「ただ自分にできることをするだけだ!」と自らに言い聞かせて、がむしゃらにやりました。
ちゃんと映像の中で生きていたら、いいな。
みなさんにご覧頂ける日を、私も、ドキドキしながら一緒に待っていようと思います。
吉井 晃:大和田 伸也
Akira YOSHII:Shinya OWADA
出演依頼があった時、私の故郷が舞台だと聞き、ぜひ参加しようと思いました。以前、私が故郷福井県を舞台に映画を撮った時、いわゆる嶺北が中心でした。今回は嶺南が中心だと聞いて、これまた、福井県のふるさと大使、敦賀市の観光特使の私としては、嬉しい作品になりました。
撮影は、監督を中心に、とても熱く才能溢れる現場でした。
高木照義:津田寛治
Akiyoshi TAKAGI:Kanji TSUDA
英雄監督が、僕の故郷である福井で映画を撮ると聞いて何とか参加したいなあと思っていたらお声をかけて頂きました。
僕の役どころは、主人公が働いている代行屋サービスを利用する酔っぱらったお客さんなんですが、もう一人酔っぱらったお客さんが…。なんと、福井の超巨星、大和田伸也さんです。もう、二人してアドリブの福井弁を喋りまくったので、乞うご期待!
冨山浩平:六平直政
Kohei TOYAMA:Naomasa
監督とは映画やドラマでご一緒していて旧知の仲なので是非出演したいと思いました。
脚本も読んで金田明夫さんと同級生で同じ野球部の友人役でしたので是非明夫ちゃんと芝居をしたいと思いました。
撮影は監督が厳しくて中途半端なエネルギーの放出では許してくれず、最後は必死にやりました(笑)
お客様には是非観て頂いて率直な感想を言って頂きたいと思います。
相田重之:金田明夫
Shigeyuki AIDA:Akio KANEDA
夜を徹しての撮影、普段なら床に入る時間に撮影真っ只中、みんなで集団夜更かし!
そして、人生で初めて深夜1時に夕飯休憩を経験。
楽しんでいたのは私だけか?
撮影終了後、宿に戻り朝風呂を堪能。
風呂に浸かりながら、この映画面白くなる!と、実感。
ああ、楽しかった!
黒沢典明:石倉三郎
Noriaki KUROSAWA:Saburo ISHIKURA
え?! このコロナ状況下で撮影できるのか?!と。
しかしロケ先様が快く受けてくださり、(よぅし!こうゆう時こそ我等の出番!)ワクワクしましたね。プロデューサーもエライ!!
まあ一体に人間という生き物は難しい。只々平淡、平凡に生きることは。どんな人間にもドラマがあり、そこから派生する事項でまさかの結末に。
現場は本当にどこからくるかわからないコロナを非常に要心しながら、監督、スタッフ、キャスト…頑張りましたな。
面白い作品です!
何卒ご高覧の程、お願い申し上げます。
監督: 英雄
Directed by Hideo SAKAKI
1970年6月4日生まれ、長崎県出身。
95年に古厩智之監督『この窓は君のもの』に主演し俳優デビュー。00年、北村龍平監督との出会いにより『VERSUS ヴァーサス』に出演、多くの海外映画祭にて支持を得る。以降、映画、TVドラマで活躍。近年の主な出演作は、映画『ファンシー』(20/廣田正興監督)、自身が監督も務める配信ドラマ「暴力無双-サブリミナル・ウォー‐」(21)など。07年、『GROW-愚郎』で商業監督デビューを果たし、『ぼくのおばあちゃん』(08)、『誘拐ラプソディー』(10)、『木屋町DARUMA』(14)、『トマトのしずく』(17)、『アリーキャット』(17)、『生きる街』(18)など幅広い作風の作品を次々と手がける。14年公開の『捨てがたき人々』は、第26回東京国際映画祭コンペティション部門正式出品、第9回KINOTAYO映画祭批評家賞を受賞した。また、TVドラマでは「侠飯~おとこめし~」(16/TX)、安田顕を主演に迎えた「ミステリースペシャル 満願 第二夜『夜警』」(18/NHK総合)、「ミリオンジョー」(19/TX)などがある。22年には監督作品『蜜月』(3月25日公開)も待機している。
監督: 英雄
Directed by Hideo SAKAKI
三密回避が常識?になってしまった2021年に福井嶺南にて濃厚な男2人の物語を撮影しました。
主な舞台は車内。密です。
(でも、コロナ対策はもちろんバッチリですよ)
感情息遣い匂いが濃厚に感じる距離です。
運転代行で働く男のほぼ夜一日のお話です。
『ナイト・オン・ザ・プラネット』、『タクシードライバー』、私が大好きな名作は車内の密で作られました。少々こじつけではありますが、それだけ人間の喜怒哀楽が垣間見ることのできる半径1メートルの劇場です。
その劇場の舞台に、登場するのは安田顕さん山田裕貴さん。2人の丁丁発止をお楽しみにして頂けると幸いです。素晴らしいスタッフキャストと福井嶺南地方の皆様に心より感謝申し上げます。
脚本:清水 匡
Written by Masashi SHIMIZU
制作スタッフとして映画に携わる傍ら、2005年から脚本家としてのキャリアをスタート。以降、オリジナルビデオやTVドラマ、映画の脚本を多数手がけ、近年の主な作品に『愛唄 -約束のナクヒト-』(19/川村泰祐監督)、『461個のおべんとう』(20/兼重淳監督)、『報復 かえし』(21/山口雄也監督)などがある。英雄監督とは『アリーキャット』(17)、『生きる街』(18)に続き3作目となる。
音楽:和(IZUMI)
Music by IZUMI
1968年12月11日生まれ、兵庫県出身。
92年、「橘いずみ」としてデビュー。「永遠のパズル」「失格」など、鋭い言語感覚と叙情的な世界を持つシンガーソングライターとして多くのファンを魅了し、95年に武道館公演、その他、作・演出・音楽・出演を本人が手がけたひとり芝居「真空パック症」の上演、森進一、上戸彩、高橋みなみなどに曲を提供する。06年、結婚を機にアーティスト名を「いずみ」に改名、コンスタントにアルバムリリース、ライブ活動を続けている。07年からは、夫・英雄監督の映画・TVドラマのサウンドトラック、主題歌などを担当。20年8月、新たに名義を「和」に変えてそのクリエイティブの幅をさらに広げて活躍中。